ロシアワールドカップ目前!
開幕直前、最後の親善試合で、西野監督ジャパンで初得点を上げたのは、乾貴士選手!
素晴らしいコントロールシュートで、ゴールに叩き込みました!まずは動画からどうぞ
目次
乾選手 2ゴール動画
https://youtu.be/O_YFk-dyiMI?t=2m40s
後半からスパイクを変えて調子が戻った
キレキレの乾!ただ、それも後半に入ってからの話。前半は、得意のトラップとドリブルも、いつもの乾選手のそれではありませんでした。
見ていた私も、「え~~っ!どうしたんだ乾!」ってなりました。
西野監督に「お前、スパイクの中に何か入っているんじゃないか?」と言われてスパイクを変える
ハーフタイム中に、あまりにも乾選手らしくない、イージなミスを連発したから、西野監督がそう言ったみたいですね!
何から何に、変えたのか !?
どうやら、同モデルの取替式(ミックスソール)のスパイクから、固定式のスパイクに変更したようです。
前半履いていたスパイクはこのモデル
※乾選手着用のスパイクと色が違います。下のカラーで、取替式(ミックスソール)の物を前半に着用していました。
後半に履き替えたスパイクはこちら
ゴール後、ベンチ前で西野監督にスパイクを指さされる
「な、言ったとおりだろ」って感じの顔つきに見て取れますね。(実際は、なんて言ったか知りませんよ。)
乾選手のコメントを引用
(実際にどうスパイクを変えた?)ミックスから固定に変えただけです。(それが合った?)関係ないですよ(笑)。関係ないですけれど、気持ちの部分で切り替えというか、何かを切り替えないといけないことがあるので、その時に前半よくなかった自分を責めてしまうよりは、まずはスパイクに当たろうということで今回は。スパイクのせいじゃないんですけどね。
スポーツナビ 2018/6/13 4:00
実際はあんまり関係なかったみたいですね!
乾選手は、普段リーガ・エスパニョーラではどっちを履いている?
ラ・リーガでは取替式の模様
※こんな画像ですみません。スマホでみると広告と、キャプションが入って、スパイクが見えないw
普段は、取替式のミックスソール中心みたいですね。
スイス戦前は、固定式を履いていた。
乾選手の場合は、ピッチコンディションに合わせて、固定式か取替式(ミックスソール)を選んでいるようで、特にプレー自体に関係があるわけではないようですね!
乾選手には、スパイクに対して別のこだわりがある
アシックスの『DS LIGHT X-FLY3』の新色発表イベント時、大迫選手が、乾選手のスパイクへのこだわり裏話を言っていました。
「乾くんは黄色や赤だと気が散るらしいので(笑)。感覚が大事な選手ですしね」
Goal.com
乾選手は、白のスパイクを高校時から着用していたようです。地元のスポーツ店に、着用している白のアシックスのスパイクが無かったときは、名古屋のスポーツ店に電話して取り寄せるくらい、気に入って使っているようです。
乾貴士インタビュー「独特のフィット感は、履いた瞬間に分かる」
※コメントは乾選手の個人の感想ですw
そんな、乾選手があまり履きそうにない、黄色のアシックス X-FLY 3が結構お値打ちになっておりますw
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でも実際は、固定式と取替式で何が違うの??
※この記事では、固定式との違いを説明するため、「取替式」と「ミックスソール」を一緒にしています。
スパイクの突起物の長さと、材質が違う
簡単にいうと、プロ選手は、ピッチ(グラウンド)の状況に応じて、固定式スパイクと取替式スパイクを履き替えます。
スパイクは、靴裏(アウトソールと言います)に、素早く動けるために、突起物がついています。その突起物は「スタッド」といいます。
こちらも簡単に説明しますが、固定式スパイクのスタッドは、ナイロン樹脂でできていることが多く、方や、取替式スパイクのスタッドは、固定s気よりスタッドが長くて、金属製の場合が多いです。
プロサッカー選手がプレーをする天然芝のグランドは、天然芝の長さと、芝の下にある土の質で、状況が変化します。
たとえば、芝が長いと、スパイクが刺さりにくく、地面を捉えにくいため、短いスタッドの固定式スパイクだと、滑りやすくなります。
滑ったら、簡単に相手に抜かれちゃいますので、プロ選手としては死活問題です。
パラグアイ戦のピッチ状況は悪くデコボコだった
選手は、試合前にピッチコンディションを確認します。
パラグアイ戦が行われた、オーストリア・インスブルックにあるチボリスタジアムは、芝の状態がよくなく、デコボコだと報道されていました。
芝の長いところもあれが、芝が薄いところもあったり、しているため、乾選手は、そういった状況化でも安定したトラクションが発揮できる取替式(ミックスソール)を選択したんだと思います。
滑りそうで、思いっきり地面を蹴り出せない状態は、トラクションがかかっていない状態と言えます。
まとめ
前半と後半で、スパイクを変えることによって、得点が生まれたり、違いがでるんだって思ったので、記事にしてみました。
スパイクの他に、前半後半で、攻める方向が変わるので、単純に後半の敵陣ゴール前のピッチがよかったのかもしれません。(ただ、香川選手がゴール前で外したシュートは、ピッチで大きくはずんでいたので、なんとも言えませんね)
まあ、御本人も「関係ないですよ(笑)」って言ってますし。
サッカーはミスをするスポーツです。ミスをしたことは、自分が一番わかってるんですよ。
だから、「どう切り替えるか」が重要なんですよね。西野監督は切り替えさせるために、ミスを指摘するんではなく、ちょっと切り替えてみたら?ということで、スパイクに話を持っていったのでしょう。
さすがに長い間、監督業をやってるだけのことはありますね。
外人の人なんて、ミスをミスと思わないみたいですよ。
よく試合中に「そのミスはダメだよ!」とか言ってくる人いるんですよねー。学生ならまだしも、社会人で言っちゃう人は、マネジメント講習とか受けたほうがいいですよ。部下をお持ちになったら、ミスを指摘しまくるだけの、ダメ上司になっちゃいます。
西野監督のマネージメントと、乾選手のナイスな切り替えが生んだ、ワールドカップ前のゴールでした!
ワールドカップ本戦が、ますます楽しみになってきましたね!
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